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中条あやみ                           今の自分が限界じゃない、だからこれからも挑戦し続ける

女優 中条あやみ

■プロフィール 

1997年2月4日生まれ。大阪府出身。 2011年に「ミスセブンティーン2011」グランプリを受賞し、 雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍後、さまざまな映画、 ドラマに出演。 2018年には、映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで 全米制覇しちゃったホントの話〜」で第41回日本アカデミー賞新人賞を受賞。 現在ドラマ「君と世界が終わる日に」(2021年1月17日より放送)に出演中。 1月よりテレビ「ぐるぐるナインティナイン」「グルメチキンレース ゴチになります!」のレ ギュラー出演も決まる傍ら、雑誌「CanCam」の専属モデルなど、幅広く活躍中。

14歳で芸能界デビューした後、モデル・女優として活躍し、今年は地上波GP帯初となるゾンビアクションドラマに出演する中条あやみさん。なぜこの業界に足を踏み入れたのか、仕事の魅力は何なのか、この作品にはどのような思いで挑んだのか、自らの女優としての思いを伺った。

■限界も100点満点もない世界、だから常に追求する
 最初は、14歳の時に家族で行ったグアム旅行でモデルとしてスカウトされたことがきっかけでした。2011年にファッション雑誌「Seventeen」のオーディションに応募して、専属モデルとしてこの業界に入りました。女優業は、当時Seventeenのモデルの中に武井咲さんや広瀬すずさん、広瀬アリスさんがいて、既に女優として活躍されている方が周りにたくさんいたことに刺激を受け、足を踏み入れました。
 今続けることができているのはある飲料のCMがあったからです。このオーディションを受けてダメだったら、今後のお仕事も考え直そうと思っていました。でも採用していただき、初めて自分を必要としてくれていることを実感でき、そこから仕事の幅が広がりました。
 CMに出演していたとき、女優というお仕事はすごく体力と忍耐力が必要なんだと感じました。季節とは関係なく撮影があったり、飛んだり走ったりと、やってみて初めて苦労がわかりました。今でも新しい作品や現場に入るときはすごく緊張しますし、失敗することも何回もあります。しかし、絶対に限界も100点満点もないお仕事だと思っています。どうしたらより上手になるか、より楽しくできるか、常に追求することができます。そこがこの仕事の魅力であり、やりがいだと思います。女優というお仕事は特殊で、自分とは違う人になることで、何回も現実の自分とは別の人生を味わうことが出来るのも、大きな魅力だと思います。

■今回のドラマ出演は貴重な体験でした
 今回のドラマは地上波GP帯初のゾンビアクションドラマです。正直、最初に聞いたときは今までのドラマにはない強烈な内容であり、これはキャストが一体となって頑張らないと、と気が引き締まりました。
 演じる上で特に難しかったのは、サバイバルな環境の中で、周りには大量のゾンビがいる極限状態を演じなくてはいけなくて、普段の生活からはかけ離れており、メンタル的にも役に入り込むことがとても難しかったです。
 この作品に入る前にゾンビ映画も多く見て、自分でもあれこれと想像もしてみたのですが、実際はどのぐらいお風呂に入ってないのかとか、最後のご飯は何にするんだろうとか、いろいろと考えさせられることが多く貴重な経験でした。でももし私がその世界におかれてしまったら、ドラマのように長く生き延びずに早々にゾンビにやられてしまうと思います。
 このドラマの見所は、もちろんゾンビアクションドラマですので、ゾンビが襲って来るというスリルもあるのですが、登場人物一人一人が今後この世界でどのようになってしまうのかなど、ミステリー要素にもぜひ注目していただきたいです。極限状態におかれた人間がどのような行動をするのか、本当に恐ろしいのはゾンビではなく人間ではないのかなど、他のゾンビ映画とは一味違ったすごく刺激的な作品になっています。
 また、竹内涼真さん演じる間宮響(まみや ひびき)と私が演じる小笠原来美(おがさわら くるみ)が今までの平穏で幸せな生活から一転、極限状態の中で会えそうで会えないという、もどかしいラブストーリーも見所です。

■悔いのないように、日々挑戦して欲しいです
 今はコロナによってできることが制限されている状況ですが、自分に合っていないと感じることがあったり、自分に適していない環境であるならば、それらを探すために海外でもなんでも挑戦するべきだと思います。世界はとても広くて、自分の限界を決めつけずにチャレンジしてください。私も今までモデルのお仕事で海外の方とご一緒させていただくことはあったのですが、女優のお仕事ではありませんでした。でも、海外に好きな監督もいるのでぜひご一緒にお仕事ができるよう、英語にも今まで以上にチャレンジしていこうと思っています。
 それとこのドラマのような状況もまさにそうなのですが、いつ自分がどうなるかなどわかりません。だからこそ一日一日を後悔しないように生きて欲しいと思います。学生という時間は今しかありません。二度と帰ってくる時間ではないからこそ、悔いのないよう精一杯楽しんでください。

中高生新聞2021年4月1日号 早稲田大学3年 原田紘志

日本テレビ×Hulu共同製作ドラマ『君と世界が終わる日に』

プロポーズ直前、トンネル事故に遭い閉じ込められてしまった青年・間宮 響(竹内涼真)。命からがらトンネルを脱出すると、世界は一変。
荒れ果てた街並み、おびただしい数の遺体、街をさまよう“ 生ける屍”たち…。最愛の恋人、来美(中条あやみ)と再会し、絶望的状況を生き抜くことができるのか⁉ Season2はHuluオリジナルで毎週日曜日に新エピソードが配信。

早稲田大学3年 原田紘志 / 明治大学2年 山本真人

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